この記事は10分で読めます
「最近よく耳にするカスタマーサクセスとは、どのような考え方なのだろう」
「自社にもカスタマーサクセスは必要なのだろうか」
「営業やサポートとは何が違うのだろう」
このような疑問や関心を持っている方も、多いのではないでしょうか。
近年は、サブスクリプション型サービスの拡大やデジタル化の進展により、企業と顧客の関係性が大きく変化しています。製品やサービスを販売して終わりではなく、顧客が継続的に成果を得られるよう支援し、長期的な信頼関係を築くことが重視されるようになりました。
そこで注目されているのが「カスタマーサクセス」です。カスタマーサクセスとは、顧客の課題解決や目標達成を支援し、顧客の成功を通じて企業の成長にもつなげていく考え方を指します。
本記事では、カスタマーサクセスの基本的な意味や役割、注目されている背景、具体的な取り組み内容についてわかりやすく解説します。
「カスタマーサクセスについて基礎から理解したい」「自社で取り組むべきか検討したい」という方は、ぜひ参考にしてください。
カスタマーサクセスとは、顧客が自社の商品・サービスを活用して成果を得られるよう、企業側が継続的に支援する取り組みです。
単に問い合わせへ対応したり、トラブルを解決したりするだけではありません。顧客が抱える課題や目標を理解したうえで、「どのように活用すれば成果につながるか」まで伴走する点に特徴があります。
たとえばSaaSであれば、「ツールを導入してもらうこと」がゴールではなく、「ツールを活用して業務効率化や売上向上といった成果を実現してもらうこと」が重要になります。
そのためカスタマーサクセスでは、顧客から相談を受けてから動くのではなく、利用状況や課題を先回りして把握し、能動的に提案・支援を行う“プロアクティブ”な姿勢が重視されます。
カスタマーサクセスを理解するうえでは、「カスタマーサポート」との違いを押さえるとイメージしやすくなります。
カスタマーサポートは、顧客からの問い合わせや不具合対応など、「発生した問題を解決すること」が主な役割です。基本的には、顧客からのアクションを受けて対応する“受動的”な業務といえます。
一方、カスタマーサクセスは、問題が起こってから対応するのではなく、「顧客が成果を出せる状態」を先回りして支援することを目的としています。
たとえば、以下のような違いがあります。
つまりカスタマーサクセスは、「困りごとの解決」だけではなく、「顧客が成果を出し続けられる状態づくり」を目指す取り組みなのです。
特にサブスクリプション型サービスでは、契約後も継続利用してもらう必要があります。そのため、「導入後にどれだけ顧客が成功できるか」が、売上や解約率に直結するようになりました。
こうした背景から、近年では営業・サポートとは別に、カスタマーサクセス専門の組織を設ける企業も増えています。
【カスタマーサクセスとカスタマーサポートの違い】
|
項目 |
カスタマーサクセス |
カスタマーサポート |
|
目的 |
顧客の成功を実現すること |
顧客の困りごとや疑問に対応すること |
|
関わり方 |
能動的に先回りして顧客に働きかけ、長期的な関係性を築く |
受けた問い合わせに対して解決に導き、顧客満足度を上げる |
|
領域 |
顧客のビジネス全般に関与し、戦略的なアドバイスも行う |
提供する製品・サービスの範囲内での対応が中心となる |
|
評価指標 |
顧客のビジネス成果や満足度、ロイヤルティなどが重視される |
応答速度などのオペレーション効率の他、解決率、顧客満足度なども重視される |
カスタマーサクセスの考え方は、特にSaaS業界の成長とともに発展してきました。言葉自体は比較的新しいものですが、その起源は1990年代にさかのぼります。
このように、カスタマーサクセスは、CRMやSaaSの発展とともに進化してきた概念ですが、今や多くの企業にとって不可欠な取り組みとして認識されています。
ここまで見てきたように、カスタマーサクセスは、顧客の成功を実現することで、自社のビジネス成果にもつなげていくことを目指します。
では、実際に「カスタマーサクセス部門」のメンバーとして、あるいは「カスタマーサクセスマネジャー」として働くことになった場合、何を目指して日々の業務に取り組めばよいのでしょうか。
ここでは、カスタマーサクセスの目的を、より具体的に掘り下げていきます。以下の4つの観点から解説しましょう。
1つめは「顧客の成功を実現し顧客満足度とロイヤルティを高める」です。

カスタマーサクセスの第一の目的は、顧客が製品やサービスを活用して目指す成果を達成できるよう支援し、顧客満足度を高めることです。そのために、まず顧客一人ひとりのニーズや課題を深く理解することが重要です。そのうえで、それぞれの顧客に最適なサポートを提供します。
たとえば、製品の効果的な使い方や活用シーンを提案したり、利用状況に合わせて的確なアドバイスを行ったりすることで、顧客にとって価値ある体験を提供し、満足度の向上を図ります。
顧客が成功体験を積み重ねると、製品やサービスへの信頼と愛着が深まり、競合他社への乗り換えを防ぐことができます。つまり、顧客ロイヤルティが向上し、長期的な関係性の構築が可能となるのです。
顧客ロイヤルティの詳細は、以下の記事をご覧ください。
2つめは「解約率を下げ顧客生涯価値(LTV)を最大化する」です。

カスタマーサクセスのもうひとつの重要な目的は、解約率(チャーンレート)を下げ、顧客生涯価値(LTV)を最大化することです。
顧客に自社の製品やサービスを長く使い続けてもらえれば、一人あたりの顧客から得られる利益の総額であるLTVを向上できます。そのためには、顧客の継続利用を妨げる要因を取り除き、解約率を抑えなければなりません。
カスタマーサクセスでは、顧客の利用状況や顧客満足度を定期的にモニタリングし、解約のリスクがある顧客を早期に発見します。そして課題解決に向けて適切なアクションを行い、解約を未然に防ぎます。
チャーンレートやLTVの詳細は、以下の記事をご覧ください。
3つめは「顧客からの紹介を獲得し新規顧客を増やす」です。
カスタマーサクセスにより顧客満足度やロイヤルティが高まると、顧客からの紹介や推奨を獲得しやすくなります。
製品やサービスへの満足度が高く、成功体験を得られた顧客は、その価値を周りの人にも伝えたいと感じるものです。顧客の自発的でリアルな口コミは、良質な見込み客を創出します。

マーケティングおよび営業活動などの顧客獲得コストを大幅に削減できるのはもちろんですが、紹介経由の顧客は、購入金額や利用継続率が高くなる傾向にあります。
顧客からの紹介が増えるほど、ビジネスが強力に加速していく仕組みが、ここにあります。
4つめは「製品・サービスの改善につなげ競合との差別化を図る」です。
カスタマーサクセスは、顧客との接点を持つ重要な機能であり、顧客からの生の声を収集できる貴重な機会でもあります。
この機会を活かして製品・サービスの改善につなげることも、カスタマーサクセスの目的のひとつです。日々の顧客とのコミュニケーションを通じて、要望や不満、実際の利用シーンでの課題などの情報を収集していきます。
これらの貴重なフィードバックを活用すれば、顧客のニーズに合致した使いやすく価値の高い製品・サービスへと継続的に改善できます。

このように顧客目線で製品やサービスを磨き上げていくことは、他社との差別化を図る大きな武器になります。
続いて、カスタマーサクセスの具体的な業務内容について見ていきましょう。顧客の成功を実現するために、以下の活動を行います。
1つめは「顧客のゴールや課題を把握しサクセスプランを作成する」です。
カスタマーサクセスの基本は、顧客のゴールや課題をしっかりと理解することから始まります。そのためには、顧客との対話を通じて、ビジネスの目的や現状の課題、製品への要望などの情報を引き出すことが重要です。
顧客の声に真摯に耳を傾け、ときには「なぜ」を繰り返し問いかけながら、表面的な言葉の背後にある本質的なニーズを捉えます。顧客自身も気づいていない、潜在的な課題を掘り起こすことで、より大きな価値提供につなげられるでしょう。
顧客から得られた情報は、顧客ごとの「サクセスプラン」に反映させていきます。
サクセスプランとは、顧客が製品やサービスを活用して目指すべきゴールと、それを実現するための具体的な取り組み内容をまとめた文書です。このサクセスプランは、社内の関係者で共有するだけでなく、顧客にも提示し、一緒に目標達成に向けて取り組むために活用します。
2つめは「オンボーディングで円滑な導入を支援し早期の成果を出す」です。
新しい製品やサービスの導入初期は、顧客にとって最も不安の大きいタイミングです。この時期に手厚いサポートを行い、早期に成果を出すことが、その後の継続利用や満足度に大きな影響を与えます。
カスタマーサクセスでは、「オンボーディング(導入支援)」に大きな力を注ぎます。
セットアップの支援はもちろん、活用方法のレクチャーや、トレーニングの提供など、きめ細かなサポートを行います。
3つめは「定期的なコミュニケーションで顧客との関係性を築く」です。
カスタマーサクセスにおいて、顧客とのコミュニケーションは非常に重要な活動です。定期的に顧客と接点を持ち、信頼関係を構築していくことが求められます。
ただ連絡を取るだけでなく、ゴールの達成度や課題の有無を確認したり、新しい活用アイデアを提案したりと、常に価値を提供し続けることを意識します。
顧客の反応やフィードバックを丁寧に聞き取り、次のアクションにつなげていくことが大切です。
4つめは「顧客データを分析しリスクや追加ニーズの予兆を察知する」です。
カスタマーサクセスでは、顧客データを活用して、顧客の状況を可視化することが重要です。
製品の利用状況や、問い合わせ内容、担当者とのやり取りなど、さまざまなデータを収集・分析することで、顧客の健全性を常にモニタリングします。
たとえば、製品の利用頻度が下がっている、問い合わせの内容が深刻化しているなどの兆候があれば、解約のリスクがあると判断できます。リスクを察知したら、すぐさま状況を確認し、適切なアプローチをしていきます。
カスタマーサクセスの取り組みを適切に評価・改善していくためには、重要指標(KPI)を設定し、定期的に測定することが不可欠です。
カスタマーサクセスにおける代表的なKPIを見ていきましょう。
1つめの指標は「顧客生涯価値(LTV)」です。
LTV(Lifetime Value:顧客生涯価値)は、顧客一人が将来にわたって生み出す利益の総額を表します。カスタマーサクセスの最も重要なゴールのひとつは、このLTVを最大化することにあります。
LTVの基本的な計算式は以下のようになります。
LTV = [顧客単価] × [利用期間] × [購買頻度]
なお、上記は一例であり、ビジネスモデルによってLTVの計算式は変化します。サブスクリプションモデルの場合、購買頻度は考慮せず、以下のような計算式が用いられることが一般的です。
LTV(サブスクリプションモデルの場合)= [月額料金] × [平均利用期間(月数)]
カスタマーサクセスの取り組みの成否は、LTVの向上によって測ることができます。
2つめの指標は「解約率(チャーンレート)」です。
解約率(チャーンレート)は、カスタマーサクセスにおいて重大な意味を持つ指標です。解約率の計算式は以下のとおりです。
解約率 =[一定期間に解約した顧客数] ÷ [期首の顧客数] × 100
たとえば、1月1日時点で1,000人の顧客がおり、1月中に50人の顧客が解約したとします。この場合、1月の解約率は以下のように計算されます。
解約率 = 50 ÷ 1,000 × 100 = 5%
解約率を扱ううえで重要なのは「解約理由」です。解約理由を分析することで、解約率を下げるためのヒントが得られます。
解約率の推移とその解約理由を適切に把握し、必要な対策を講じていくことが、カスタマーサクセスの重要な責務だといえます。チャーンレート(解約率)の詳細は、以下の記事にてご確認ください。
3つめの指標は「NPS®(Net Promoter Score)」です。
NPS®は顧客ロイヤルティを測る指標として広く知られているもので、「この製品やサービスを友人や同僚に薦めたいと思うか」という質問に対する0〜10段階の評価をもとに算出されます。

出典:NPS®とは?意味や調査方法、導入時のポイントを詳しく解説
NPS®の計算式は以下のようになります。
NPS® =[プロモーター(推奨者)の割合] - [デトラクター(批判者)の割合]
ここでの「プロモーター(推奨者)」とは、9〜10の評価を付けた顧客を指します。一方、「デトラクター(批判者)」とは、0〜6の評価を付けた顧客を指します。7〜8の評価を付けた顧客は、「パッシブ(中立者)」と呼ばれ、NPS®算出の際には考慮されません。
|
顧客が付けた点数 |
顧客のセグメント |
顧客の属性 |
|
9点~10点 |
推奨者 |
再購入率がきわめて高いだけでなく、実際に商品を友人や同僚に紹介してくれる。 |
|
7点~8点 |
中立者 |
受身で満足している顧客で、再購入率が推奨者に比べてかなり低い。再購入してもロイヤリティや熱量ではなく、惰性であることが多い。 |
|
0点~6点 |
批判者 |
否定的な口コミの80%はこの層から発信される。発信された批判や否定的な態度は、新規顧客を遠ざけ、社員のやる気を失わせる。 |
出典:NPS®とは?意味や調査方法、導入時のポイントを詳しく解説
たとえば、100人の顧客にNPS®アンケートを実施し、以下のような結果が得られたとします。
この場合、NPS®は以下のように計算されます。
NPS® = プロモーター 30% - デトラクター 20% = 10
つまり、NPS®は「10」ということになります。
パッシブの割合はNPS®算出には直接影響しませんが、潜在的なプロモーターやデトラクターになり得る重要な層と言えます。NPS®を適切に測定・管理していくことが、カスタマーサクセスには求められます。数字が語る顧客の本音に耳を傾けることが、ロイヤルティ向上への第一歩となるはずです。
NPS®に関する詳細は、以下のページにてご確認ください。
※ネット・プロモーター、ネット・プロモーター・システム、NPS、そしてNPS関連で使用されている顔文字は、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズの登録商標です。
以上、ここでは最重要ともいえる3つの指標をご紹介しましたが、ほかにもカスタマーサクセスの重要指標はあります。詳しくは以下の記事にてご確認ください。
最後に、カスタマーサクセスを軌道に乗せ、大きな成果を上げるためポイントを紹介します。
1つめのポイントは「カスタマーサクセスに適したCRMを導入する」です。
カスタマーサクセスにおいてデータ活用は必要不可欠ですが、顧客情報が部門ごとに分断されていては、十分な分析ができません。
顧客情報を一元管理し、部門間で共有できるシステムを整備することが重要です。
そのために活用すべきツールが、CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)です。

CRMは、顧客との関係性を管理・マネジメントする手法やツールを指します。専用のCRMシステムを導入すれば、カスタマーサクセスに必要な顧客データを、効果的な形で集約できます。
選び方のポイントは、以下を参考にしてみてください。
HubSpotでは、無料でも活用できるカスタマーサクセスに適したCRMをご提供しています。詳しくは以下のページよりご確認ください。
2つめのポイントは「部門間連携を強化し一貫性のある体験を提供する」です。
CRMによってデータ共有を進めると同時に、各部門の行動ベースでも、連携を強めていきましょう。
顧客との接点を持つすべての部門が足並みをそろえ、顧客視点で見たときに、シームレスな体験(矛盾や隔たりを感じさせない一貫した体験)を実現していきます。
顧客体験の向上について詳しくは、以下の記事もご覧ください。
3つめのポイントは「優先度の高い顧客を特定しリソースを集中させる」です。
限られたリソースを最大限に活用するためには、優先度の高い顧客を見極め、リソースを集中させることも、重要な観点です。
自社のビジネスへのインパクトや貢献度などを基準に、重点顧客を特定しましょう。
カスタマーサクセスとは、顧客の成功を自社の成功と捉え、ともに歩んでいく取り組みです。ただし、それは顧客のためにすべてを犠牲にすることではありません。戦略的な視点から、互いにWin-Winの関係を築くことが重要なのです。
優先順位を意識し、メリハリをつけて顧客と向き合うことが、カスタマーサクセス成功の鍵といえるでしょう。
5-1~5-3で解説したように、カスタマーサクセスを成功させるためには、「CRM導入」「一貫性のある体験の提供」「リソース集中」といった土台づくりが欠かせません。そして、こうした基盤が整ってきた段階で次に検討したいのが、AIの活用です。
近年は、生成AIやAIエージェントの進化により、カスタマーサクセス領域でも業務効率化や対応品質向上を目的としたAI活用が急速に広がっています。
特にCS業務は、問い合わせ対応、顧客データ分析、利用状況の確認、ナレッジ共有など、定型化・自動化しやすい業務が多く、AIとの相性が良い分野といえます。
ただし重要なのは、「AIがカスタマーサクセスを代替するわけではない」という点です。顧客との信頼関係構築や、課題の深掘り、状況に応じた提案など、本質的なコミュニケーションは依然として人の役割です。AIはあくまで、CSチームがより価値の高い対人業務へ集中するための“補佐役”として活用することが重要です。
たとえば、CRMやサポートツールに蓄積された顧客データをAIと連携することで、以下のような活用が可能になります。
たとえば、「ログイン頻度が低下している」「主要機能を使えていない」といった兆候をAIが検知できれば、CS担当者は問題が表面化する前にフォローを行えます。
また、問い合わせ対応をAIエージェントが一次対応することで、CSチームは単純な回答業務に追われにくくなり、よりプロアクティブな提案活動や顧客フォローに時間を使えるようになります。
さらに近年では、生成AIを活用してメール文面や提案資料の作成を効率化したり、顧客ごとの状況に応じた対応案を提示したりすることもできるようになってきています。
まずは人が中心となるCS体制を整え、そのうえでAIを組み合わせることで、より高品質かつスケーラブルなカスタマーサクセスを実現しやすくなるでしょう。
カスタマーサクセスについてよくある質問をまとめたので、本記事の内容を振り返る際の参考にしてください。
カスタマーサクセスとは、顧客の課題解決や目標達成を能動的に支援し、顧客の成功を通じて自社の成長にもつなげていく取り組みです。
単に問い合わせへ対応するだけではなく、「顧客が目標を達成できる状態」を目指して伴走する点が特徴です。特にSaaSやサブスクリプション型ビジネスでは、契約後の活用支援が継続利用や売上に直結するため、重要性が高まっています。
大きな違いは、「受動的か、能動的か」です。
カスタマーサポートは、顧客からの問い合わせや不具合に対応する役割が中心です。一方、カスタマーサクセスは、顧客が困る前に課題や活用状況を把握し、成果につながる提案や支援を行います。
つまり、カスタマーサクセスは「問題解決」だけではなく、「顧客が成功し続ける状態づくり」を目的としている点が特徴です。
代表的な業務としては、以下のようなものがあります。
特に重要なのは、顧客の利用状況を継続的に把握し、「成果が出ているか」を確認しながら伴走することです。
カスタマーサクセスでは、顧客との長期的な関係性や成果を測る指標が重視されます。
代表的なKPIとしては、以下があります。
たとえば、解約率が低下しLTVが向上していれば、「顧客が継続的に価値を感じている状態」と判断できます。
あります。近年は、AIを活用してカスタマーサクセス業務を効率化する企業が増えています。
たとえば、AIによる問い合わせ対応、顧客データ分析、解約リスク予測、提案内容の自動生成などが代表例です。
ただし、AIはあくまで“補佐役”です。顧客との信頼関係構築や、課題に寄り添った提案など、本質的なコミュニケーションは人が担います。
AIを活用して定型業務を効率化することで、CSチームがよりプロアクティブな支援に集中しやすくなる点が、大きなメリットといえるでしょう。
カスタマーサクセスとは、企業が自社の顧客の目的や目標の達成を支援し、顧客の成功を継続的にサポートすることです。
これは、顧客のビジネス成果に積極的に関与し、顧客の成功を自社の成功と捉える考え方に基づいています。
カスタマーサクセスが目指す目的は、次のとおり整理できます。
カスタマーサクセスの具体的な業務内容は、以下のとおりです。
カスタマーサクセスの重要指標(KPI)を3つ、ご紹介しました。
カスタマーサクセスを成功に導く4つのポイントは、以下のとおりです。
「顧客の成功が自社の成功につながる」という信念のもとに、カスタマーサクセスを通じたWin-Winの関係性を実現していきましょう。
HubSpotの無料のカスタマーサービスソフトウェアを使用して、サポート体制の拡大と顧客維持を促進
この記事をシェアする